悩む投資家
ポジポジ病が治らない・・・。
ポジポジ病で作った塩漬けがある。
やめたいけど、チャンスは逃したくないし・・・。
というか、ポジポジ病ってどうやって治すの?
こまのすけ
「ポジポジ病」とは、「エントリーしなくても良い状況にもかかわらず、常にポジションを持ってしまう」ことです。
最悪の場合、そのポジションはロスカットもできず塩漬けとなってしまうことも・・・。
今回は、ポジポジ病の原因と対策についてご紹介したいと思います(´▽`)
こまのすけが実際にポジポジ病を克服した方法も紹介しているので、ぜひ試してもらいたいです!
この記事でわかること
ポジポジ病の3つの特徴
まずは、ポジポジ病の特徴から確認していきましょう。
安値だからと買う
「ずっと下がり続けているから、そろそろ騰がるだろう」
「他の銘柄よりも安いから」
など、「安いから」という理由で飛びついてしまいがち。
特にまずいのは、下落の途中での買い・・・。
いわゆる、暴落時に自ら落ちるナイフをつかみに向かうことです。
本人は「逆張り」のつもりですが、根拠のない逆張りはただのギャンブルです。
「株は安いところで買って高いところで売る」
というのは投資におけるセオリーですが、「根拠があってはじめて成り立つ」ということを忘れてはいけません。
急騰に乗る
急騰する銘柄にはそれなりに理由があります。
特に決算シーズンなどは急騰する銘柄も多く、「乗り遅れたくない」と飛びつくのもポジポジ病の特徴です。
しかし、
「なぜ上がっているのか?」
「今から買って、リスクに見合う利益が取れるのか?」
を考慮しないまま飛び乗るのもまたギャンブルです。
利食いも損切りも決めていない
上記2つを見ていただくとわかるのですが、ポジポジ病の人はエントリールールが曖昧なことが多いです。
「エントリールールが曖昧=出口戦略も曖昧、もしくはそこまで考えていない」ので、
どこまで上がったら売るか?
〇円を切ったらロスカットしよう
という決まりもありません。
そのため、運よく上がったとしても「まだ上にいける」と欲が顔を出し、利益確定の機会を逃すことが多いです。
逆に含み益を抱えた場合、今度は「きっと上にいくはず」と都合の良いように解釈してしまう・・・。
結果、立派な「塩漬け」の出来上がりです。
ポジポジ病の原因となる3つの心理
恐怖・焦り・楽観視
機会損失に対する恐怖心
人間は「損をしたくない」という思いが強い生き物です。
ここで買わなかったら、チャンスに乗り遅れる!
儲けそこなったらどうしよう・・。
などの機会損失を恐れる気持ちは「焦り」を生み出します。
そのため、「チャンスではないところがチャンスに見える」というバイアスがかかってしまうのです。
「取り返したい」という焦りの気持ち
損失を出している状態の時に多いのがこの心理状態。
「早く取り返したい」という思いが先行し、冷静な判断力を失ってしまいます。
最悪の場合、
という「負のループ」に陥ってしまうこともあります。
「何となく上がりそう(下がりそう)」という希望的観測
ポジポジ病の人は、相場を楽観的に捉えていることが多いです。
「何とかなるだろう」
「きっと騰がる(下がる)だろう」
こういう希望的観測を持つと、ますます雑なトレードをする癖がついてしまいます。
何の根拠のないエントリーを繰り返すことで勝率は下がり続け、比例して資金も減少していくのです。
ポジポジ病のデメリット
ポジポジ病はデメリットだらけ
本当のチャンスで動くことができない
常にポジションを持っているということは、その分資金も拘束されているということです。
そのため、本当のチャンスが来た時に、相場に投じることができる資金が少なくなりがち。
チャンスに乗れて利益が出たとしても、別のポジションのせいで利益が相殺(あるいはマイナス)されたりすることも。
日ごろから無駄なポジションを持たないようにして、本当のチャンスに乗るためのキャッシュポジションを増やしておきましょう。
冷静な判断力の低下
ポジポジ病によって、含み損をかけていると冷静さを失います。
さらに、含み損を取り返そうと無茶なエントリーを繰り返す「負のループ」にハマっていきます。
資金が減る
ポジポジ病によって「根拠のない無駄なエントリー」が増えると、その分ロスカットも増えます。
ポジポジ病の治し方
ルールを作り、守ること。
エントリールールを作る
根拠が3つ以上でエントリーしよう
ここまで上がったら利益確定しよう
など、「マイルール」を作ることから始めましょう。
そして、ロスカットは逆指値で入れること。
トレードを採点する
トレードノートを作り、自分のトレードを振り返ることも効果的。
エントリーした時はあったはずの根拠も、後から振り返れば「なんでこんな根拠のないところで・・・」と思うことも多いです。
そうやって自分のトレードを採点していくうちに、だんだんと「自分の負けパターン」や「感情的になりやすい時」がつかめてきます。
振り返りを積み重ねていくと、エントリーの前に「これは負けパターンだな」「今は冷静になった方がいい」と気がつくことが増え、無駄なエントリーを減らすことができるようになってきます。
休むも相場
トレードをしていると、必ずといっていいほど「全く相場とかみ合わない時期」というものがやってきます。
買いで下げられ、売りで踏みあげられる・・・(´・ω・`)
相場から往復ビンタを食らうと、「次こそは」という思いが強くなりトレード回数が増えてしまいがち。
こういう時期は、「あえて相場から離れる」というのもオススメです。
大きな損失を出す
究極のショック療法ですが、実はこれが一番効果的だったりします(^^;
人間は「失敗しないと懲りない」生き物。
大きな損失を出すことで初めて自分のトレードを振り返ることができ、「ちゃんとエントリールールを守ろう」と硬く心に誓うことができます。
ポジポジ病の克服法まとめ
ポジポジ病は百害あって一利なし。早く治すことをオススメします。
ポジポジ病を一気に治すことはなかなか難しいですが、トレードの振り返りを続けることで同じ過ちをする可能性は低くなっていくでしょう。
偉そうなこと言ってますが、こまのすけ自身もまだまだ未熟者。
今回のまとめを自戒にしつつ。頑張りたいと思います!
良いトレードライフを!