ロスカットができない心理と解決策~「プロスペクト理論」「コンコルド効果」について!~

こまのすけ

こんばんは!「自称ロスカット苦手投資家」のこまのすけ(@komanosuke3)です!

 

自称もへったくれもなく、ロスカットができないが故に実際たくさんの地獄を見てきたわけですが・・・(´・ω・`)

 

本や動画、株の学校などで投資の勉強を始めると、必ずと言っていいほど「ロスカットの重要性」について説明されていますよね。

 

それなのに、いざという時はなぜかロスカットができない・・・。

あんなに「大事だ!」と勉強したのに・・・。

ロスカットはなぜここまで我々を惑わせ、悩みの種になっているのか・・・?

 

今回のテーマは、みんな大嫌い「ロスカット」について紐解いていきたいと思います!

 

こんな人にオススメ!

・なかなかロスカットができずに悩んでいる

・自分がロスカットができない理由を知りたい

・ロスカットできるようになる」方法を知りたい

 

ロスカットに直面する場面

 

まず、なぜ私たち投資家はロスカットを迫られる場面に直面するのかを考えてみましょう。

主に、以下のような場面ではないかと思いますがいかがでしょうか?

 

ロスカットに直面する場面

①ジャンピングキャッチしてしまった。

②良いところで買えたが、いったん上昇して買い値より下がってきてしまった。

③下がったので買った株が、思いもよらずさらに値下がりした。ここに文字を入力

 

具体的に言うと・・・

①は、「ストップ高の翌日寄り付きで成行注文でゲット!( ゚∀゚)→寄り天で怒涛の下げ:(;゙゚’ω゚’):」

②は、「上昇銘柄を”初押しは買い”で購入→思った通り上昇!→上昇以上の下げ:(;゙゚’ω゚’):」

③は、「狙っていた株が暴落で下がってきた!→打診買い!→地合いが悪くさらに下げ:(;゙゚’ω゚’):」

といった感じ(^^;

 

誰でも一度は経験があるのではないでしょうか?

 

なぜロスカットできないのか?

①プロスペクト理論

うさぎさん

買った株が下がったら、ロスカットすればいいじゃん

こまのすけ

頭ではわかっているんですよ、頭ではね・・・。

 

「株が下がったら売って損失を確定させる」

 

一見、簡単に思えることがどうしてできないのでしょうか?

 

行動心理学に「プロスペクト理論」というものがあります。

 

「プロスペクト理論」を簡単に説明すると、

 

「得することよりも、損をしたくないという思いの方が強い」

 

つまり、

・買った株が上昇し10万円の利益が出た

喜びよりも、

 

・買った株が下がってしまい10万円の損失が出た

苦痛の方が大きいということ。

 

この「損をしたくない」「損失を見る苦痛はいやだ!」という思いが、ロスカットする心にブレーキをかけてしまうのです!

 

 

②コンコルド効果

うさぎさん

たしかに。せっかく頑張って買った株が損をするって、結構ショックかもね。

こまのすけ

その「せっかく頑張って」という考え方も要注意!

 

行動経済学の中には「コンコルド効果」と呼ばれるものがあります。

「コンコルド」という飛行機は、多額の費用をかけて開発されました。

 

しかし、開発途中で失敗が目に見えてきたにもかかわらず、

 

「これまでかけてきた費用や時間を失いたくない!」

 

という思いから開発中止にできず、結果としてコストの回収どころか莫大な損失を生み出してしまいました。

 

「コンコルド効果」とは、

これ以上お金や時間を投資しても損するとわかっていながら、

今までの労力を「無駄にしたくない」「取り返したい」という惜しむ気持ちにより、その行動をやめられなくなるという心理です。

 

「せっかくいい銘柄が買えたのに・・・」

「今までの投資金額を取り返したい・・・」

 

「無駄にしたくない」「取り返したい」という思いは、「もしかしたら、この後状況が良くなるのではないか」という希望的観測を生み出します。

 

投資で例えるならば、

「せっかく割安だと思って買ったのに・・・。いや待てよ、もしかしたらこのあと再び上昇して買い値までぐらいは戻ってくるのではないか?」

という気持ちですね!

 

このように、ロスカットを躊躇してしまうと冷静な判断ができなくなり、

 

計画性・根拠のないナンピンをする

損失を取り返そうと、他の銘柄に許容範囲以上のロットをつぎ込む

 

など、さらに損失を拡大してしまう恐れがあるのです。

 

ロスカットができるようになる方法

 

・「損をしたくない」という「恐怖心」

・「今までかけてきたお金や時間を無駄にしたくない」という「損失を取り返したい気持ち」

 

の2つがロスカットできない理由であることがわかりました。

 

それでは、どうやればロスカットすることができるのでしょうか?

 

エントリーの際にロスカットを決めておく

エントリーの根拠はしっかり分析できているのに、ロスカットラインが曖昧なままエントリーしてしまう・・・ということが良くあります。

 

これは「損する苦痛についてなるべく考えたくないから」という心理が無意識のうちに働いているからでしょう。

 

しかし、ロスカットラインを決めていないと、コンコルド効果の部分で述べたように「希望的観測」が出てきてしまい、ずるずるとポジションを持ち続けてしまうことになります。

 

そのため、

「エントリーする時に、どこでロスカットするかも決める」

こと、そしてそのロスカットを守ることが重要となってきます。

 

注文が約定してから、逆指値注文でロスカットを入れても良いですが、つい忘れてしまうこともありますよね。

 

このルールを機械的に守るためには、IFD(イフダン)注文がオススメです!

 

IFD注文とは、「エントリーと同時に、決済金額も入力できる」発注方法。

このIFD注文で、エントリー注文時にロスカット値を逆指値しておけば、強制的にロスカットができるという優れモノです!

 

自分が使っている証券会社がIFD注文に対応しているかは下の表で確認できます。

証券会社 IFD対応
マネックス証券
カブドットコム証券
松井証券
ライブスター証券
GMOクリック証券 ×
SBI証券 ×
楽天証券
ロスカットの逆指値注文は不可

 

※ロスカットの逆指値注文の有効期限については、各証券会社で異なります。

 

1:2投資法

そうは言っても、頻回にロスカットに引っかかってしまう「ロスカット貧乏」は辛いですよね。

 

そうならないためには「1:2投資法」がおススメです!

 

「1:2投資法」は、

「ロスカットラインと利益確定ラインが1:2のものにしか投資しない」

というシンプルな考え方です。

 

エントリーできる頻度は減りますが、1勝1敗と勝率50%でも十分利益を出すことができる方法です。

 

例)1000円の銘柄にエントリーを考える場合

 

・ロスカットラインが950円、利益確定ラインが1050円の場合はエントリーは見合わせる。

(ロスカットライン-50円・利益確定ライン+50円、と買値までの値幅がそれぞれ1:1のため)

 

・ロスカットラインが950円、利益確定ラインが1100円の場合はエントリーする。

(ロスカットライン-50円・利益確定ライン+100円、と買値までの値幅がそれぞれ1:2のため)

 

あらかじめ「どこでロスカットするか」と具体的な金額を決めてからエントリーしますので、

約定後は、機械的にロスカットラインを逆指値注文するだけです。

 

まとめ:メンタルが強化できるまでは少ないロットで

一見、理にかなっているように見える「1:2投資法」ですが、ひとつだけ弱点があります。

 

それは、

 

「あらかじめ決めたロスカットラインを後で変更してしまうと意味がない」

 

ということ。

 

決してロスカットの逆指値注文を取り消したり、金額を変更しないでください。

結局、ルールを守れるか否かは自分の心の強さにかかっているということです(;^ω^)

 

したがって、決めたルールに沿ってロスカットができるまでは、致命傷を負わないためにもロットを少なくして練習することを強くおすすめします!

 

ここまで読んでいただき、感謝いたします(^▽^)