こまのすけ
ついに、年連続増配56年、米国株投資の鉄板銘柄であるJNJを購入しました。
131.04ドルで30株の購入です。
今回は新規購入した「JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)」について分析していきたいと思います。
この記事でわかること
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の基本情報
英文社名:Johnson & Johnson
ティッカー:JNJ
セクター:ヘルスケア
企業概要:
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(Johnson & Johnson)はヘルスケア製品メーカー 。ヘ ルスケア製品を製造し、医薬品、医療機器・診断市場に製品とサービスを提供する 。主な製品は、スキンケア・ヘアケア製品、アセトアミノフェン製品、医薬品、診断 機器、手術用機器など。世界各地で事業を展開。
モーニングスターより抜粋
JNJは言わずと知れた、世界最大のトータルヘルスケアカンパニー。
家庭用ヘルスケア用品から、医療機器、医薬日に至るまで幅広く事業を展開しています。
世界60か国以上、250以上のグループ企業を有するマンモス企業です。
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の製品
JNJの一般消費者向け製品は、
アキュビュー(使い捨てコンタクトレンズ)
リステイン
バンドエイド
など。
誰でも一度は使ったことがあるのではないでしょうか?
売上高の半数を占めているのが医薬品、次に医療機器。
アキュビューの売上は医療機器に含まれます。
しかし、一般向け商品の売上が17%しか占めないというのは意外でした。
医薬品としては、がん治療薬「イムブルビカ」や関節リウマチ治療薬「レミケード」などが有名どころ。
「レミケード」はバイオシミラーとの競合で売り上げは減少傾向です。
ABBV(アッヴィ)の「ヒュミラ」も同じくリウマチ治療薬ですが、やはりバイオシミラーとの競合で欧州での売上高が減少していました。
アメリカでは製薬会社が自由に薬価を決めることができるため、かねてより薬価の上昇が問題視されていました。
この問題への対策として、トランプ政権は製薬会社に薬価の引き下げを要求しています。
広告での薬価開示を義務付けることも計画しているとのこと。
この計画に対し、JNJは激しく反発。
米J&J、薬価に関するテレビ広告は患者遠ざける恐れ-政府案に反発
まだ計画段階であり、実際に義務付けられたわけではありませんが・・・。
高額な薬価の開示は製薬会社にとって売り上げが落ち込む要因でしかないため、今後の政策に注目したいところです。
地域別の売り上げ構成は、米国が50%。
メインの売上は米国なんですね。
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の業績
売上高と営業利益率の推移
売上高の単位はドル(百万)です。
大きな伸びはありませんが、10年間で緩やかに伸びていることがわかります。
EPS(1株利益)の推移
2017年の大幅な減少は、トランプ政権の税制改革による一時的なものです。
2018年には例年通りの水準に戻っています。
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の権利落ち日・支払い開始日
権利落ち月 | 2・5・8・11月 |
支払い月 | 3・6・9・12月 |
詳細な日にちは以下を参照してください。
権利落ち日 | 支払い開始日 | 配当金 | 配当金の発表日 | |
2019年 | 8月26日 | 9月10日 | 0.95 | 7月15日 |
5月24日 | 6月11日 | 0.95 | 4月25日 | |
2月25日 | 3月12日 | 0.90 | 1月2日 | |
2018年 | 11月26日 | 12月11日 | 0.90 | 2018年10月18日 |
8月27日 | 9月11日 | 0.90 | 7月16日 | |
5月25日 | 6月12日 | 0.90 | 4月26日 | |
2月26日 | 3月13日 | 0.84 | 1月2日 |
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の配当について
配当金
1株配当:3.54ドル
配当利回り:2.92%(2019年8月6日現在)
連続増配年:56年
JNJは言わずと知れた、連続増配56年の超優秀銘柄です。
配当利回りはおよそ3%前後で推移。
現在は配当利回り2.9%なので、まずまずの標準といったところでしょうか。
もっと割安なところで買いたかったのですが、なかなか落ちてきてくれません(^^;
配当性向
2018年の数値がおかしいことになっているのは、トランプ税制による影響です。
配当性向は50%と優秀です。
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)のキャッシュフロー
右肩上がりで素晴らしいです。
フリーキャッシュフローも潤沢で、安定的な経営といえるでしょう。
配当利回りは低めですが、やはり抜群の安定性と連続増配は魅力的です。
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)のチャート分析
月足チャート
参照:tradingview
ここ一年は120~148ドルのレンジ相場となっています。
こう見ると、昨年末のパウエルショックは買い場であったことが良くわかりますね。
最後の方の大陰線2つは米中貿易戦争激化による下げではなく、「ベビーパウダーにアスベスト混入していたことに関し米司法省がJNJを調べている」というニュースに起因したものです。
日足チャート
参照:tradingview
米中貿易戦争による株価下落もあまり影響はないように見受けられます。
2019年7月31日~8月6日にかけて、S&P500は5.5%ほど下落しましたがJNJは1.9%しか下落しませんでした。
業績面はもちろんですが、暴落時の精神安定剤的としても買っておきたいディフェンシブ銘柄です。
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の分析まとめ
・連続増配56年も、現在の配当利回りは2.9%と低め。
・業績面、財務面も優秀。
・暴落に強く、ディフェンシブ銘柄としてポートフォリオに組み入れておきたい。
・薬価の引き下げ政策・ベビーパウダーの安全性に関する問題が懸念材料。
ここまで読んでいただき、感謝いたします(^▽^)