ISM製造業景況指数・消費者物価指数(CPI)・小売売上高の見かたと市場への影響

悩む人

ISM製造業景況指数とCPI、小売売上高・・・

経済指標が多すぎてわからない( ^ω^)

市場にどんな影響があるの?

ついでに、他に見といたほうがいい指標も教えて。

 

こまのすけ

というお悩みを解決します。

 

ISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数

 

概要

発表日 毎月第1営業日・第3営業日

 

全米供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management)が公表する、アメリカの製造業の景況感を示す指数です。

 

300社以上の企業に対して「新規受注、生産、雇用、入荷状況、在庫」などに関するアンケートを実施し、その回答結果から指数を算出しています。

 

主要経済指標の中で最も早く発表されることから、景気の先行指数といえるでしょう。

 

見かたと推移

一般的に、指数が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示唆していると判断されます。

 

2016年9月以降、50を下回ることなく推移しています。

 

50以上 景気拡大
50以下 気減速

 

市場への影響

ISM製造業景況指数が50を上回り、景気拡大が示唆されていると市場では「利上げ」が意識され始めます。

 

利上げ懸念が広がっている時にISM製造業景況指数が「景気拡大」となる数値となった場合、株価は下落する傾向にあるので注意が必要です。

 

反対に50を下回っている場合は景気減速が示唆されているため、「利下げ」期待が大きくなります。

 

消費者物価指数(CPI)

 

概要

発表日 毎月第3週

 

CPIは米国労働省が毎月発表する「物価の動き」を表す統計です。

 

都市部の消費者が購入するモノやサービスの小売価格がどのように変化しているか?を数値化しています。

 

「CPI」「コアCPI」の2種類が発表されますが、変動が激しい食品とエネルギー価格を除いた「コア指数」の動きが特に重視されるので覚えておきましょう。

 

CPI 消費者が購入する商品・サービスの価格を数値化したもの
コアCPI 食品とエネルギー価格を除いたもの

 

個人消費を示すCPIは、米国のインフレ状況を把握するための最重要指標といえます。

 

見かたと推移

CPIは、毎月の変動幅が大きくなる点に注意が必要です。

 

 

CPIの見かたですが、「前回より高い数値のCPI=インフレが進行している」と覚えておきましょう。

 

一般的にインフレが進むと、インフレ防止策として政策金利の引き上げ(利上げ)が意識され始めます。

 

前月比プラス インフレ進行
前月比マイナス インフレ退行

 

 

市場への影響

FRBの金融政策判断にはインフレ指標が大きく影響しています。

 

利上げが見通しされている状況で、CPIが高値となると利上げ実施懸念により株価は下落しやすい傾向にあります。

 

しかし、好景気によるインフレ防止の場合は株価が下落するとは限らないので注意が必要です。

 

小売売上高

 

概要

発表日 毎月第2週

 

米国のGDPは約7割を個人消費が占めており、小売売上高は消費全体のトレンドを把握する上で重要な指標といえます。

 

見かた

自動車の販売数は月ごとによって変動が大きいため、自動車を除いた「コア小売売上高」の注目度が高いです。

 

小売売上高がプラスになると景気が拡大していることを表し、マイナスになると景気の縮小が懸念されます。

 

市場への影響

小売売上高のプラスは景気拡大を意味するため株価は上昇し、小売売上高のマイナスは景気縮小を示唆するため株価は下落します。

 

「雇用統計」もチェックしよう

今回は株価へ影響する3つの経済指標について解説しました。

 

今回紹介した指標のほかに株価へ影響を与えるものとして、「雇用統計」が知られています。

 

雇用統計については以下の記事にまとめましたので、よろしければご覧ください(^▽^)/

ここまで読んでいただき感謝いたします!