こまのすけ
先日、以下のようなツイートをしました。
厚生労働省が「年金財政検証結果
」を発表⤵️現役世代の手取り収入に対する年金給付比率は61.7%(前回62.7%)
⤵️実質賃金の伸びが1%以下が続いた場合、2050年代には40%台まで低下する見込み😢
給付比率を引き上げるために…
→保険料の徴収をパートに拡大
→年金の支払いを65歳まで延長
する案も😇— こまのすけ (@komanosuke3) August 27, 2019
厚生労働省が「年金財政検証結果」を発表。
現役世代の手取り収入に対する年金給付比率は61.7%(前回62.7%)
実質賃金の伸びが1%以下が続いた場合、2050年代には40%大まで低下する見込み。
給付比率を引き上げるために…
→保険料の徴収をパートに拡大
→年金の支払いを65歳まで延長
5年前の試算でも、40年後の年金給付水準が約4割目減りすることなどが発表されてました😢
年金だけでは老後資金が不足する可能性について、国は前から警鐘を鳴らしてくれてた🤔
今さら文句を言うのは簡単だけど、自分にできる資産運用をした方が建設的🙂
失敗もあるけど、コツコツ頑張ります😅 https://t.co/2uVSMHONm0
— こまのすけ (@komanosuke3) August 27, 2019
5年前の試算でも、40年後の年金給付水準が約4割目減りすることなどが発表されてました。
年金だけでは老後資金が不足する可能性について、国は前から警鐘を鳴らしてくれてた。
今さら文句を言うのは簡単だけど、自分にできる資産運用をした方が建設的。
失敗もあるけど、コツコツ頑張ります。
先日5年ぶりに発表された「年金財政検証結果」は、政府から「老後は年金だけじゃ厳しくなるよ」というメッセージがヒシヒシと伝わってくる内容でした(;’∀’)
世間では「老後2,000蔓延不足問題」と騒がれていますが、今に始まった問題ではないということです。
5年前から、老後のお金に関する警鐘は鳴らされていたんですね。
文句を言っても始まらないので、今からできることは何か考えていきたいと思います。
この記事でわかること
老後に生活費はいくらかかるか
単身者は約16万円
非消費支出12,392円+消費支出149,603円、あわせて161,995円が一ヶ月に必要な生活費になります。
非消費支出とは社会保険料などを示しています。
食費が約35,000円とやや多い気がするのと、住居費が18,251円と少なすぎる気もしますが…。
こまのすけが家賃7万円で一人暮らしをしていた時の生活費は、「15万円あれば足りるかな」という実感だったので、月約16万円の生活費は妥当といったところです。
「老後にもっと旅行がしたい」とか生活レベルを上げるなら、38,670円と言わずもっと不足しそうですね。
夫婦世帯は約26.5万円
高齢夫婦世帯とは「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯」を指します。
夫婦二人暮らしになると、必要な生活費は264,707円となり、不足分は41,872円。
単身者の不足分は38,670円でしたので、「夫婦の場合は一人当たりの不足分が約半分ですむ」ということになります。
これを見たとき、正直なところ「月26万円の生活費かかりすぎじゃない?」と思いました。
20万円ぐらいあれば生活できるだろうと。
しかし、夫婦で出かけたり、孫に支援したり・・・と豊かな老後を過ごしたければこのぐらいはかかりそうです。
90歳まで存命するとして、不足分はいくらになるか
単身者は1,100万円~
単身者が65歳から90歳まで長生きした場合、
38,670円×12ヶ月×(90-65年)=11,601,000円
と、単純計算で約1,100万円が必要となります。
つまり、「90歳まで金銭的に安心して長生きしたければ、65歳までに1,100万円を貯金しておく必要がある」ということになります。
100歳まで生存するとすれば、不足分は約1,620万円に跳ね上がります・・・( ^ω^)
現在、こまのすけは33歳。
あと32年で1,100万円貯金するとすれば、「一年に約34万円、ひと月約2.8万円の貯金が必要」ということです。
もちろん、月の貯金額を少なくしてボーナスを多めに貯金に回すなど、貯金方法は様々あると思います。
夫婦世帯は1,250万円~
夫婦世帯で夫が現在33歳で65歳に定年となる場合、90歳まで長生きするとして、
41,872円×12ヶ月×(90-65)=12,561,600円
約1,250万円が必要になります。
仮に100歳まで長生きすると、約1,760万円が必要・・・( ^ω^)
しかし、妻が5歳年下で妻も65歳まで働けるとすれば、もう少し安く済みそうです。
こうしてみてみると、「老後を豊かに過ごしたければ、約2,000万円が不足する」というのはあながち間違いではなさそうですね。
月5万円の不足分を配当金で補うためのシミュレーション
単身者・夫婦世帯の不足金についてみてきましたが、どうやら月5万円の配当金があれば不足分はカバーできそうです。
老後までに2,000万円貯金して徐々にそれを切り崩す生活でもよいのですが、「お金がお金を生む配当金という仕組み」がある以上、使わない手はありません。
ここでは、25・30・35・40・45・50歳から毎月いくら投資に回せば「月5万円の自分年金」を作ることができるのかについてシミュレーションしていきたいと思います。
25歳は毎月1.2万円を投資に回そう
現在25歳の人が65歳までに月5万円の配当を得るのに必要な金額(配当利回り別)と毎月の貯金額を見てみましょう。
配当利回り | 必要金額 | 毎月貯金額 |
3% | 2,000万円 | 約4.2万円 |
4% | 1,500万円 | 約3.1万円 |
5% | 1,200万円 | 約2.5万円 |
6% | 1,000万円 | 約2万円 |
配当利回り6%まで算出しましたが、3.5~4%ぐらいが現実的な数値ではないかと思います。
上記の図からわかることは、「月5万円の配当金を得るには、65歳時点で配当利回り4%のポートフォリオを1,500万円分保有していれば良い」ということですね。
65歳までに1,500万円を作るためには約3万円の貯金が必要ですが、複利を利用すればもっと少ない金額で達成することができます。
楽天証券の「積み立て簡単シミュレーション」で試算してみましょう。
毎月12,691円を利回り4%の投資に回せば、65歳までに1,500万円の達成が可能です。
もう少しゆとりを持たせて利回り3%の商品に投資する場合は、月々約16,000円が必要です。
4%、税抜き後3%台の配当利回りを得られる高配当ETFのSPYDなんかが良いのではないでしょうか。
もちろん、もっと高配当を目指して日本株や米国株でポートフォリオを組んでみるのもよいでしょう。
30歳は毎月1.6万円を投資に回そう
現在30歳の人が65歳までに月5万円の配当を得るのに必要な金額(配当利回り別)と毎月の貯金額は以下の通り。
配当利回り | 必要金額 | 毎月貯金額 |
3% | 2,000万円 | 約4.8万円 |
4% | 1,500万円 | 約3.6万円 |
5% | 1,200万円 | 約2.9万円 |
6% | 1,000万円 | 約2.4万円 |
こちらも複利の力を借りて、65歳までに1,500万円の貯金を目指してみましょう。
利回り4%の商品に投資する場合は、月々約16,000円が必要です。
35歳は毎月2.2万円を投資に回そう
現在35歳の人が65歳までに月5万円の配当を得るのに必要な金額(配当利回り別)と毎月の貯金額は以下の通り。
配当利回り | 必要金額 | 毎月貯金額 |
3% | 2,000万円 | 約5.6万円 |
4% | 1,500万円 | 約4.2万円 |
5% | 1,200万円 | 約3.3万円 |
6% | 1,000万円 | 約2.8万円 |
毎月4万円以上の貯金となると、結構きつくなってきますね・・・。
複利の力を借りて、65歳までに1,500万円の資産を得るには月々いくら必要なのでしょうか?
毎月約22,000円となりました。
4万円が2万円台でおさまると思うと、少し得した気分になりますね。
40歳は毎月2.9万円を投資に回そう
現在40歳の人が65歳までに月5万円の配当を得るのに必要な金額(配当利回り別)と毎月の貯金額は以下の通り。
配当利回り | 必要金額 | 毎月貯金額 |
3% | 2,000万円 | 約6.7万円 |
4% | 1,500万円 | 5万円 |
5% | 1,200万円 | 4万円 |
6% | 1,000万円 | 約3.3万円 |
1,500万円を貯金するには、毎月5万円が必要となりました。
4%の配当利回りで運用すれば、毎月29,000円で済みます。
45歳は毎月4万円を投資に回す必要がある
現在45歳の人が65歳までに月5万円の配当を得るのに必要な金額(配当利回り別)と毎月の貯金額は以下の通り。
配当利回り | 必要金額 | 毎月貯金額 |
3% | 2,000万円 | 約8.3万円 |
4% | 1,500万円 | 6.25万円 |
5% | 1,200万円 | 5万円 |
6% | 1,000万円 | 約4.2万円 |
このあたりから、毎月の貯金額がかなり苦しくなってきます。
複利の力を利用しても、毎月約40,000円が必要になってきます。
35歳の人の倍以上の入金力が必要です。
50歳は毎月6万円を投資に回す必要がある
現在50歳の人が65歳までに月5万円の配当を得るのに必要な金額(配当利回り別)と毎月の貯金額は以下の通り。
配当利回り | 必要金額 | 毎月貯金額 |
3% | 2,000万円 | 約11万円 |
4% | 1,500万円 | 約8.3万円 |
5% | 1,200万円 | 約6.7万円 |
6% | 1,000万円 | 約5.6万円 |
50歳から老後にむけて貯金を開始した場合、最低5万円台からの貯金が必要になってきます。
子どもが高校や大学に進学する時期とも重なるため、かなりキツイのではないでしょうか。
複利の力を借りても、ひと月約6万円が必要となります。
やはり、複利は「時間」が最大の味方であるといえるでしょう。
まとめ
65歳時点で月5万円(利回り4%)の配当金を得るために必要な毎月の投資額をまとめました。
年齢 | 毎月の必要投資額 |
25歳 | 12,691円 |
30歳 | 16,416円 |
35歳 | 21,612円 |
40歳 | 29,176円 |
45歳 | 40,897円 |
50歳 | 60,953円 |
個人的には45歳・50歳からの必要投資額が厳しい気がします。
また、20代・30代でも月々の投資金額のクリアが厳しいようであれば、
・副業する
・65歳を過ぎても何らかの形で働く
といった工夫も必要になってきそうです。
ちなみに「個別株の短期投資でサクッと儲ける」という考えはなくした方がいいですw
こまのすけも以前は個別株のスイング投資をしていましたが、やめました。
理由はしんどくなったから。
「銘柄やチャート分析が好き!」という熱意がないと続きません。

ともあれ、千里の道も一歩から。
老後を安心して豊かに暮らせるよう、こまのすけもコツコツと頑張っていきたいと思います。