コロナショック相場を振り返りつつ、今後の対策を考える

こまのすけ

こんにちは。こまのすけ(@komanosuke3)です。

 

これを書いている現在、NYダウは最高値29568ドルから10000ドル下げた19500付近となっています。

 

NYダウが高値を更新したのは2月12日、奇しくもこまのすけの誕生日。

 

それから1ヶ月半で、ここまで下げるとは夢にも思いませんでした。

 

マイポートフォリオも-20%とズタボロ状態が続いております。

 

ポートフォリオだけでなく心もボロボロな現在ですが、「今できることは何か?」と考えたときにまず思いついたのが「今後のためにできるだけ今回のショックを記録に残す」ということでした。

 

今回は、2020年1月にコロナウイルスが報道され始めてから3月23日現在に至るまでの、コロナショックに関する記録となります。

 

約8000文字の大容量ですが、頑張ってまとめたので読んでいただければ幸甚です(`・ω・´)

 

2020年1月半ば:まだ安らかだった時代

「新型コロナウイルス」が初めて報道されたのは昨年末のこと。

 

2020年1月に入ると、中国武漢での感染者数・死者数の増加の報道が増えてきました。

 

それと同時に、主にアジア圏での感染者が確認され始めます。

 

日にち 感染者確認地域
1月9日 中国で初の死亡例が確認
1月13日 タイで最初の感染症例を確認
1月16日 日本で最初の感染症例を確認(中国人)
1月19日 韓国で最初の感染症例確認
1月23日 武漢封鎖
1月28日 日本人初の感染者を確認

 

この時はまだ、「知らない土地でなんか病気が流行っているなぁ」ぐらいの認識・・・。

 

アジアでしか感染が拡大していないことから相場もまだ脅威は感じてはおらず、1月半ばには相場の恐怖と欲望を示すFear & Greed Indexが「91」と超強欲状態を示していました。

 

 

米国株はまさに無敵状態。

 

こまのすけ

この時に戻りたい・・・。

 

2020年1月下旬:市場がコロナを意識しはじめる

米国内で新型コロナ感染者が確認される

そんな安らかな相場に波乱が生じ始めたのは1月24日。

 

米国内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことで、相場は一気に緊張状態となります。

 

米疾病対策センター(CDC)は24日、米国内で2人目の新型肺炎の感染を確認。さらに全米22州で63人が検査対象と明らかにした。こうした中、中国での新型肺炎による死者は26人になり、発症者は800人を超えた。

米疾病対策センター(CDC)がこの日、米国内で2人目の感染者を確認したと発表したことを受け、主要株価3指数は軒並み大きく下落。とりわけS&P総合500種の1日の下げ率は約3カ月ぶりの大きさとなった。

引用:ロイター

 

緑矢印が1月24日です。

参照:tradingview

 

WHOが緊急事態宣言を見送り

米国内で感染者が確認されたことで、「感染者がアジアだけにとどまらない可能性がある」「パンデミックが起こるのではないか」という不安が広がり始めました。

 

しかし、世界保健機関(WHO)は24日に緊急事態宣言を見送りました。

 

1月28日には、暴落サインであるヒンデンブルグ・オーメンが点灯。

 

ちなみに、こまのすけはこの時FOMCにむけて米国VIを買っていましたが、FOMC前に新型コロナでVIXが上昇したため利確。

 

 

こまのすけ

なぜこの時に手放した・・・。

 

WHOが緊急事態宣言

一度は見送ったものの、1月30日に世界保健機関(WHO)は国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言。

 

米国務省も、国民に中国へ渡航しないように勧告しました。

 

米国債利回りが低下

WHOの緊急事態宣言、世界的パンデミック懸念から安全資産への需要が高まり、米国10年債利回りは2019年10月3日以来の低水準1.51%へ。

 

参照:tradingview

 

2020年2月:米国市場は過去最高値・・・からの地獄

米国市場は過去最高値を更新

2月の中旬に、新型肺炎による死者数が2002年~2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の死者数を上回りました。

 

SARSを上回る感染拡大を受けて、市場では「世界経済に悪影響を与えるのではないか・・・」という不安が拡大。

 

しかし、好調な米国企業決算、底堅い米経済指標、中国の追加刺激策などを受けて、米国市場は上昇を継続します。

 

S&P500は2月19日に史上最高値を更新しました。

参照:tradingview

 

忍び寄るリスクオフの足音

一方で、安全資産として機能する米国債は世界経済の減退に対する不安をきっちり反映しており、低水準を維持。

参照:tradingview

 

一般には、金利と株価は相関関係にありますので、債券高(金利低下)と株高が一緒になっているというのはおかしい状況です。

 

また、この時は株高と同時に、リスクオフ資産である金の価格も上昇していましたので、リスクオンとリスクオフの状況が混在していたことになります。

 

 

ちなみに、原油価格も世界経済鈍化を見越して価格を下げてきていました。

 

2月24日:イタリア・韓国で感染者数が急増、市場暴落

2月下旬の週末に、イタリア・イラン・韓国などで感染者数が急増しました。

 

 

国名 2月21日感染者数 2月24日感染者数
イタリア 20人 229人
イラン 18人 61人
韓国 204人 833人

 

これを受け、「パンデミック(世界的大流行)」のリスク懸念から株価は急落。

 

参照:tradingview

 

S&P500が史上最高値をつけて、わずか5日後のことでした。

 

こまのすけ

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・。

 

21日に発表された2月の米購買担当者景気指数(PMI)のサービスPMIが景気拡大・悪化の節目となる50を下回る49.4だったことも市場心理を悪化させていました。

 

 

そこにパンデミックリスクが加わることにより、米国のリセッション入りが強く意識されるようになったといえます。

 

ちなみに、この下落中にこまのすけはホイホイと株を購入していました。

 

こまのすけ

ドアホウめがあぁぁぁぁぁぁ!

 

2020年3月上旬:デッドキャットバウンス

FRBが緊急利下げも株価下落

3月3日にFRBが0.5%の緊急利下げを行いました。

 

 

しかし、市場は「緊急利下げするほど悪い状況なのか・・・」と疑心暗鬼に陥り、株価は下落。

 

ちなみに、「利下げの影響についてよくわからない」という方は以下をご覧ください(^▽^)

利下げとは?わかりやすく図解!アメリカが利下げで日本への影響は?

 

カナダ銀行も5年ぶりに利下げを行い、政策金利を1.25%へと0.5%引き下げました。

 

サンダースリスク後退で上昇も、デッドキャットバウンスに終わる

FRB緊急利下げで大幅下落した翌日の3月4日は、大統領予備選であるスーパーチューズデーが行われました。

 

結果はバイデン前副大統領が圧勝。

 

サンダース上院議員の社会民主主義的な政策スタンスリスクが弱まり、安心感が広がりました。

 

また、この日発表された経済指標も以下のように好調であったことから、米国市場は大幅に反発しました。

2月ADP雇用統計・・・予想の17万人増を上回る18.3万人増

2月ISM非製造業総合指数・・・57.3と2019年2月以来の高水準

 

しかし、喜んだのもつかの間( ^ω^)

 

 

 

このように、一時の上昇を打ち消し、米国市場は大幅な下げに転じました。

 

参照:tradingview

 

こまのすけ

そして、ついにその時が・・・。

 

2020年3月中旬:逆オイルショックも加わり、ボラの大きい相場に

原油価格暴落で逆オイルショック

3月9日にWTI原油先物が暴落し一時30ドルを割り込みました。

 

参照:tradingview

 

原油価格暴落の理由は以下になります。

 

①3月5日:石油輸出国機構(OPEC)総会で日量100万バレル減産が合意。

 

②3月6日:OPEC非加盟国を含むOPECプラスにおいて、減産の提案にロシアが反対したことで協議は決裂して終了。

 

③3月9日:ロシアの減産反対に対し、自主減産していたサウジアラビアが一転、原油の増産方針を発表。

 

新型コロナウイルスの影響による需要減少で価格をジリ下げしていた原油ですが、サウジの増産体制転換により価格は暴落しました。

 

原油価格暴落は、資源関連株の暴落や米国シェール企業のジャンク債のデフォルトリスクを高め、金融危機を引き起こすリスクがあります。

 

今後4年間に償還期限を迎えるシェール業界の社債860億ドル相当のうち、投資不適格級の企業が発行している社債(ジャンク債)は6割以上を占めている(3月3日付フィナンシャルタイムズ)。原油価格の急落でジャンク債の比率はさらに高まるに違いない。

昨年末からシェール企業の破綻が出始めていたが、原油価格の急落で、「シェール企業の半分が倒産する」とする恐ろしい予測が出ている(3月9日付OILPRICE)。シェール業界で再びデフォルトの波が生ずれば、ジャンク債市場のみならず、米国、いや、世界の社債市場で「信用リスク」が大きな問題になる可能性がある。

世界の金融市場は、株式に加えて社債市場についても警戒が広がっているが、新型コロナウイルスによる原油価格急落が、リーマンショックのような金融危機を引き起こさないことを祈るばかりである。

引用:独立行政法人経済産業研究所(2020年3月11日)

 

原油価格の大幅な下落を受け、米国市場ではCB(サーキットブレーカー)が発動!

 

 

CB祭りが開催!

参照:tradingview

 

3月9日にCBが発動されて驚いたのも束の間、なんと1週間に3回もCBが発動されるボラティリティの大きな相場に。

 

3月13日はトランプ大統領が非常事態宣言を出したことが好感され、NYダウは+1972ドルと過去最大の上げ幅を更新。

 

 

上昇しすぎでCBが発動。完全に市場がAIに支配されていますね(´・ω・`)

 

 

FRBがゼロ金利政策・量的緩和を発表するも好感されず

 

FRBは3月15日に臨時会合を開き、政策金利を一気に1%引き下げ事実上のゼロ金利政策に踏み切りました。

 

また、同時に数ヶ月かけて量的緩和を行うことも発表。

 

しかし、定例のFOMCを待たずしてゼロ金利に踏み切ったことで、市場は「そんなに悪い状況なの・・・?」とまたも疑心暗鬼を呼ぶ展開で市場は下落。

 

 

2020年3月下旬:安全資産が売られドルが買われる

トランプ大統領が国防生産法を発動

3月19日にトランプ大統領は「国防生産法」を発動しました。

 

 

ドル高・円安が続いている

今までは、米国株が下がると円が買われ円高になる・・・というのがセオリーでしたが、現在は思った以上に円安に振れています。

 

参照:tradingview

 

3月9日に1ドル=100円を割りそうになりましたが、ドル需要の高まりを受けて週間で4.32%高と2008年リーマンショック以来となる大幅な上昇となりました。

 

 

来たる危機に備え、とりあえず現金を持っておこう・・・という、あまりよくない円高といえますね(´・ω・`)

 

まとめと今後の投資方針について

コロナショックの流れを長々と書いてきましたが、最後にわかりやすく時系列の表にしてみました。

 

 

現在は、

①感染者は増え続けており、コロナウイルスがいつ終息するか不明

②逆オイルショックも加わり市場の下げが加速

③米国はじめ世界の中銀が金融緩和策に奔放

④世界に緩和マネーがじゃぶじゃぶも下げ止まらず

⑤金・国債などの安全資産も売られ現金化が進んでいる

⑥ドルへの現金化が進んでいるために、良くない円安に

⑦経済減速、米国のリセッション入りが懸念されている

⑧はたまた、金融破綻、世界恐慌に発展する懸念まで(´;ω;`)

と何一つ明るいニュースがない状態です。

 

しかし、下げ続けるものはなく、いつかは上がる(何十年後かもしれないけど)と信じています。

 

それだけではなく、今までに様々な困難・危機を乗り越えてきた人類、米国の未来を信じている・・・と言ってしまえばお人好しすぎるでしょうか(;’∀’)

 

まだまだ下げ余地はあるとは思っているので、一気に資金を投入しすぎず、買い増し余力を温存しつつ様子見をしたいと思います。

 

この記事を書いている現在も、世界中で新型コロナウイルスの感染者・死亡者数は増え続けています。

 

感染が一刻も早く終息し、これ以上犠牲となる方が増えないように祈るばかりです。

 

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