こまのすけ
アッヴィ(ABBV)は記念すべき「米国株第1号」であり、個人的に思い入れが深い銘柄です。
今回の記事では、2019年11月1日に発表された第3四半期決算について考察していきたいと思います。
まず、アッヴィの企業分析を確認したい方はこちらをどうぞ!

2019年第2四半期の決算内容はこちら!

この記事でわかること
アッヴィ(ABBV)2019年第3四半期の決算結果
売上高・1株利益ともに予想を上回る
画像:AbbVie HPより
第2四半期に続き、売上高・1株利益(EPS)とも予想を上回る結果となりました。
売上高は84憶9,900万ドルで前年同期比+3.0%です。
商品別にみる売上高
画像:AbbVie HPより
主な商品の売上を表にまとめてみました。
相変わらず、米国外でのヒュミラの売上高は減少しています。
海外で売り上げが減少している原因は、ヒュミラがヨーロッパで特許切れとなり、その他バイオシミラー(後発品)と競合しているためです。
しかし、この米国外でのヒュミラ売り上げ減少をカバーするように、抗がん剤「イムブルビカ」が売り上げを牽引しています。
通期1株利益を引き上げ
前回の2019年第2四半期決算で、2019年度の通期1株利益を「8.82~8.92ドル」で引き上げたアッヴィ。
今回も通期利益を「8.90~8.92」に引き上げると発表しました。
上限は変わっていませんが、下限通期利益が「8.82→8.90」へ変更されています。
10%の増配を発表
2020年2月の配当より1.07ドル→1.18ドルの増配を発表しました。
画像:Morningstar.comより
画像:Dividendinvestor.comより
分化前のアボット・ラボラトリーズから通算すると、47年連続増配となりました。
アッヴィ(ABBV)のチャート
日足
参照:tradingview
6月下旬にアラガン買収のニュースで急落した際、配当利回り6%越えの67ドル付近で購入しました。
一時64ドルまで下げましたが、底をうって上昇。
決算後の11月8日には、新薬の申請を米国FDAに申請したと発表し、さらに株価を上昇させています。
参考 AbbVie Submits Supplemental New Drug Application to U.S. FDAabbvie News Center
週足
参照:tradingview
2019年1月の株価水準まで復活してきました。
アッヴィ(ABBV)2019年第3四半期の決算まとめ
・2019年第3四半期決算は、売上高・EPSともに市場予想を上回る結果。
・売上高は前年同期比+3.0%。
・バイオシミラーとの競合で、相変わらずヒュミラの海外売り上げは減少。
・国外でのヒュミラ売り上げ減少をカバーするように、抗がん剤「イムブルビカ」が売り上げを牽引。
・2020年2月配当から10%の増配を発表。
・株価が上昇した2019年11月9日現在も、配当利回りは5.54%と高配当。
現在は米国市場が高値圏、超絶楽観ムードなので買い増しは控えようと思います。
しかし、今後暴落などにより株価が下がることがあれば買い増したいです(`・ω・´)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
投資判断は自己責任でお願いします(^▽^)