三菱商事は累進配当で減配リスクなし銘柄【業績・配当利回りについて】

こまのすけ

こんにちは。こまのすけ(@komanosuke3)です。

 

こまのすけは高知県出身なのですが、今回は岩崎弥太郎(土佐藩)が創業した三菱商事についての分析です。

 

三菱商事は累進配当という制度を取り入れていますので、減配のリスクなく保持することのできる銘柄となっています。

 

現在、PER6倍台と割安水準なので先日200株を購入しておきました(^▽^)/

 

三菱商事の基本情報

概要

言わずと知れた三菱グループの大手総合商社。

主に金属資源、天然ガス・石油などのエネルギー事業、自動車、化学品、インフラ事業を取り扱っています。

 

事業セグメント

平成30年度事業報告より

 

金属事業が収益の44%を占めています。

次いで機械が21%、エネルギー事業が18.7%となっています。

 

三菱商事の業績

売上高と当期利益の推移

 

2016年に当期利益(最終利益)が創業以来初めてのマイナスになってしまいました。

これはチリの銅事業に減損が発生したことに起因するもので、一時的なものです。

 

当期利益は2016年度を除き、右肩上がりを続けています。

 

EPS(1株利益)の推移

 

減損が発生した2016年を除き、順調に右肩上がりです。

 

2020年もEPS最高値を更新する予定となっています。

 

三菱商事の財務状況

ROE・自己資本比率

ROE 10.7
自己資本比率 34.5%

 

一般的にROEが10以上で優良企業と言われていますが、三菱商事は10.7でギリギリクリア

ちなみに、同じ商社の丸紅のROEは12.3、伊藤忠は17.8なので三菱商事は少し劣っているとも考えられます。

 

自己資本比率34.5%はまずまずといったところ。

 

キャッシュフロー

 

営業・投資キャッシュフローともに年ごとの変動が激しく、それに伴ってフリーキャッシュフローの増減もまちまちです。

 

三菱商事は、石油・天然ガス・金属などの資源開発を行っており、これらの事業には初期投資として莫大な費用がかかります。

しかも、採算がとれるのは数年後・・・というビジネスなのでキャッシュフローの推移が歪になるのはある程度仕方のないことかもしれません。

 

ちなみに、超安定収益を誇るジョンソン・エンド・ジョンソンのキャッシュ・フローは以下になります。

 

三菱商事の配当について

配当金の権利確定日

期末配当権利確定日 3月31日
中間配当権利確定日 9月30日

 

配当金支払い月

期末配当支払い月 6月
中間配当支払い月 12月

 

配当金と配当利回り

2019年8月30日現在での配当利回りは4.83%となっています。

 

それでは配当金・配当利回りの推移をみていきましょう。

 

右肩上がりの増配ではなく、2012年・2015年に減配されていることがわかります。

 

ここ数年は、3%以上の配当利回りをキープ。

 

配当性向

IR BANKを参照し作成

 

2018年から累進配当を導入

三菱商事は2018年11月2日に「中期経営戦略2021」を発表しています。

 

その中で、配当に関する部分を以下に抜粋してみました。

4.定量目標・資本政策
事業系の持続的な成長と市況系の競争力強化により、2021年度に連結純利益9,000億円を目指すと共に、二桁ROEの更なる向上を目指します。
配当は、持続的な利益成長に合わせて増配していく「累進配当」を継続し、配当性向を現在の30%から将来的に35%程度に引き上げていくことを目指します。

引用:三菱商事-中期経営戦略2021より

 

「累進配当」とは?

減配せず、配当を維持もしくは成長に合わせて増配していくこと。

 

つまり、「2018年の配当利回り3.89%は維持されつつ、増配の可能性もある」ということです。

 

「中期経営戦略2021」に、目標の純利益9,000億円となった場合は「配当性向35%で配当金は200円前後」となる予定と示されています。

仮に現在の株価2,585円で配当金が200円となった場合、配当利回りはなんと7.7%!

 

画像:三菱商事-中期経営戦略2021より

 

しかし、忘れてはいけないのは「本当に目標が達成できるのか?」というところ。

 

配当性向についてはすでに30%ですので心配はなさそうです。

 

問題は、「業績に比例して配当金200円が出せるのか」というところ。

 

三菱商事の2019年の純利益は5,907億円です。

いくら業績が右肩上がりとはいえ、2021年までに9,000億円というのは少し無謀な気がします。

 

これを含めて、株価も見てみましょう。

 

三菱商事のチャート

累進配当発表後も反応は薄め

三菱商事が提示する通り「2021年に純利益9,000億円・配当性向35%」が達成できそうであれば、株価は爆上げしそうですが・・・。

 

三菱商事の週足チャート(2018年~)

参照:Kabutan

 

累進配当発表後も反応は薄め。

 

「2021年までに純利益9,000億円で配当金200円なんて無理に決まってるだろ」

という市場の声が聞こえてきそうなチャートです。

 

10月に一時3,600円まで上昇していますが、これは原油高の影響と思われます。

総合商社株が軒並み高、WTI原油4年ぶり高値で追い風強い

 

三菱商事の株価は低迷中

8月1日に2019年Q1決算を発表しましたが、連結税引き前利益が前年同期比17.7%マイナスという結果でした。

 

参照:Kabutan

 

決算で売り込まれ、現在の株価は2,500円台にまで低迷しています。

 

三菱商事まとめ

まとめ

・業績は右肩上がりで安定

・フリーキャッシュフローの増減は変動が大きいが、資源開発というビジネスモデルに起因しているもの

・累進配当制度によって配当利回り3.89%以上は維持されている

・2021年に配当金200円を目指しているが、達成の確率は低め

・現在PER6倍と割安

 

こまのすけ的には、累進配当で減配がないということが一番の買い材料。

インカムゲイン目的の投資においては、配当が安定していることが一番うれしいので(^▽^)

 

現在も割安な水準ですが、さらに株価が下がるようであれば買い増しも検討したいところです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!