こまのすけ
三菱商事 (8058) が2019年11月6日の後場(14:00)に第2四半期決算を発表しました。
こまのすけも200株の弱小ホルダーとはいえ三菱商事の株主。
今回は、三菱商事2019年度第2四半期決算の内容についてまとめましたのでご覧ください。
この記事でわかること
三菱商事:2019年度第2四半期決算の内容
連結最終利益は前年同期比-21.6%
収益(売上高)は石油化学事業における取引数量の減少により、前年同期比2.8%減。
連結最終利益は、
①豪州原料炭事業における生産コストの増加・市場下落
②石油デリバティブ取引の損失
により、前年同期比21.6%のマイナスとなっています。。
「石油デリバティブ取引の損失」については、以下のリンクをご覧ください。
参考 三菱商事デリバティブ子会社で3.2憶ドルの損失 元社員が虚偽取引
通期利益を13.3%下方修正
併せて、通期の同利益を従来予想の6000億円→5200億円(前期は5907億円)に13.3%下方修正し、一転して12.0%減益見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比1.3%減の2776億円に減る計算になる。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比22.7%減の811億円に減った。
抜粋:株探ニュース
年間配当を125円から132円に増配
三菱商事:2019年度第2四半期決算後の株価
決算内容はボロボロも株価は上昇
参照:Kabutan
オレンジ色の矢印で示したところが決算発表日です。
後場中に決算が発表されましたが、大きく上昇しています。
株価下落を防げたのは「自社株買い」と「累進配当」のおかげ?
三菱商事は株主還元の一環として自社株買いを実施中。
2020年5月8日までに、3000億円(1億2000万株)を上限に自己株式を取得する予定となっています。
また、累進配当も実施することで株主への還元性向上に努めています。
画像:三菱商事-中期経営戦略2021より
このように、三菱商事は株主還元を積極的に行っている企業です。
今回の決算内容は酷いものでしたが、減益しても増配を続けるという株主還元の姿勢が評価された形でしょうか。
三菱商事:2019年度第2四半期決算まとめ
・連結最終利益は前年同期比21.6%減。
・通期利益も6000億円→5200億円(前期は5907億円)に13.3%下方修正。
・年間配当を125円から132円に増配
・決算はボロボロも、自社株買い・累進配当などの株主還元策、増配により株価は下げず。
・株価が上昇した2019年11月11日現在も、配当利回りは4.60%と高配当。
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今回の記事がお役に立てれば幸いです(^▽^)/
なにとぞ、投資は自己責任でお願いいたします。
ここまで読んでいただき、感謝いたします(^▽^)